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この日本においては、ハンティングほど敷居の高い趣味(職業)もないだろう。警察へ申請し、試験を突破し、銃を購入し、厳しく管理し、手入れをする。銃を所有するだけでヘトヘトになりそうだ。そのうえ山を駆けまわり、逃げ足の速い生き物を捕獲する。しかもそれを自らの手で解体して、調理して食べる。それが人間の営みの原点なのかもしれないが、その手間隙を考えると、とても手を出せそうにない。たぶん、私は一生無理だろう。
レトルト食品とコンビニ弁当で食事を済ませるインドア野郎から見ると、ほとんど魔法を使ってドラゴンを倒すような異世界じみた話にさえ思えてくる。岡山が舞台なのに。身近なのに遠い世界がここにある。今年、さらに注目されるであろう、異色で新しい一冊だ。おすすめであります。